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業界の動向を徹底研究②「流通・小売業界への転職」将来性と今後の展望

  • 流通・小売・外食・サービス産業の最新動向
小売業界動向

新型コロナウイルスによって私達の行動は大きく変化しました。健康や安全性への意識の高まりに対応し、通常は何年もかかっていたテクノロジーの発達と導入が、わずか数ヶ月で実現してしまいました。

この大きな変化を流通・小売業界はどう受け止めたのか。今回の記事では、2021年の業界の動きと併せて転職の将来性と今後の展望をご紹介します。  
   

小売業界2021年の振り返り

経産省の「商業動態統計調査」から、2021年の小売業界を振り返ります。

1.小売業販売額は前年同期より増加
2.業態別販売額の増減
・増加:百貨店・コンビニエンスストア・家電大型専門店
・減少:スーパー・ドラッグストア・ホームセンター
3.百貨店は店舗集約、コンビニエンスストアは出店抑制が続いているが販売額は増加
4.スーパーの売上は減少しているが出店数は緩やかに増加
5.専門量販店3業態(家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター)は前年の好調から明暗が分かれる
6.家電大型専門店は、通信家電や生活家電の需要に支えられ好調を維持、ただし一服感も見られる

コロナ禍による外出自粛やテレワークの普及、前年の反動が2021年に大きく影響しています。また調査にはありませんが、アパレル業界は不調が続いています。
                            

小売業界の仕事内容や今後の動向

コロナ禍は、消費行動の変化に合わせる形で小売業界に急速なデジタル化をもたらしました。拡大が続いていたネットショッピングはその勢いを増し、実店舗でも非接触を意識したスマホ決済が普通になりました。

また、スマホアプリを活用しネットと実店舗の連携が進み、スマホで商品やサービスを知る→実店舗で確認→実店舗やスマホで購入という購買スタイルが増加。そこには、ネットの口コミサイトや商品レビューが大きく影響しています。

集客やマーケティングも変化しています。
既存の広告に加えて、ネット広告やWebサイトの運用、SNSの活用やメールによる告知等、デジタルをフルに活用したデジタルマーケティングが重要になっています。

また、集まった膨大なデータの活用=ビッグデータの分析=データサイエンスは、今後の集客やデジタルマーケティングに不可欠なものになっています。

小売業の仕事というと、どうしても実店舗での仕事内容に目がいきがちです。もちろんそれは重要です。

しかし一方で、デジタル化に合わせた「デジタルを活用できる人材」が求められています。今後は「小売業だから・・・」という固定観念を捨てて、小売業界の仕事を考えていく必要があるのです。

小売業界の今後を見据えた転職戦略が鍵

昨年末、ホームセンター最大手のカインズが東急ハンズを買収するというニュースがありました。業種を越えた再編は、デジタルで高い効率を目指すDXの表れでしょう。

小売業界は、新たなフェーズを向かえています。新たなフェーズは新たな可能性を生みます。そこで大切なのは、やはり人材です。DXは小売業界に業界の壁を越えた人材を求めているのです。

ミデアでは、小売業界への転職希望者を業界に精通したキャリアコンサルタントが支援いたします。20年以上の実務経験を持つキャリアコンサルタントが、企業の採用担当も兼務することで企業サイドのリアルな情報を詳細にお伝えします。

社風や上司の性格といった貴重な情報から今後の事業展開といったコアな情報まで、企業の生の情報をお伝えしながら小売業界への転職を支援いたします。非公開求人も豊富です。

「巣ごもり需要」の反動で人の動きは活発になるでしょう。しかし、リベンジ消費は限定的との見方もあります。リベンジ消費への期待より「新需要」の開拓が重要だと言われています。その中核となるのがDXによる生活やビジネスの変革です。

イオンは2026年にAIやロボット技術を駆使した「次世代スーパー」を八王子に開業予定です。また、DXによるオムニチャンネルの推進やメタバースへのビジネス展開も期待されています。大きな可能性を秘めた小売業界。業界への転職の成功に向けて、業界を熟知したミデアのキャリアコンサルタントにぜひご相談ください。