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アフターコロナで変わる外食業界、ニューノーマルに向けた対応策とは?③

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コロナ禍に揺れた外食業界を、2回にわたって振り返ってきました。新型コロナウイルスが変えてしまった外食のスタイルは、今後も「新常態=ニューノーマル」として定着することが予想されます。見え始めたコロナ禍の収束「アフターコロナ」に向けて、外食業界はどう変わっていくのか。第3回目の今回は、今後の外食業界を展望します。  


アフターコロナへ変わる外食業界

ニューノーマルに向けて外食業界はどう変わっていくのか。アフターコロナを見据えた、新しい動きを折り込みながらお伝えします。


感染予防対策の継続

アフターコロナになっても変わらないもの、それは「感染予防対策」です。新型コロナウイルスが感染症法上「5類」に移行し、日常生活の中に新型コロナウイルスが普通にある状態となります。一時のようなパニック的な受けめ方はなくなったとは言え、飲食業界が衛生管理を怠って良いはずがありません。逆にだからこそ、さらなる感染予防対策が必要なのです。


外食業界はこれからも、徹底した感染予防対策が求められるでしょう。感染予防を徹底している状態が「新常態=ニューノーマル」。これまで取り組んできた感染予防対策の継続。衛生管理はもちろん、テイクアウトやデリバリーへの対応強化はこれからも続いていくでしょう。


インバウンド需要の取り込み

水際対策や入国制限が緩和~撤廃され、これから多くの外国人観光客が日本を訪れるでしょう。外食業界にとって、コロナ禍の3年間を取り戻すチャンスが訪れています。インバウンド需要の取り込みは必須です。日銀の金融政策のリバウンドによる「円安」も、インバウンド需要増加の追い風となっています。ただし、外国人観光客への対応策の強化を忘れてはなりません。「多言語メニュー・案内の多言語化・Wi-Fi環境の整備・様々な支払い方法への対応・SNSマーケティング」など、取り組むべき施策は多いといえます。


デジタル化の促進

外食業界の需要が回復する一方で、懸念される問題もあります。それは「人手不足」です。コロナ禍以前から、慢性的な人手不足が指摘されてきた業界です。需要回復、そしてインバウンドに対応するには人手不足への対策が急務です。


コロナ禍により取り巻く環境が大きく変化した外食業界。これまでのアナログ部分をデジタル化しない限り、人手不足の解消は困難な状況です。「キャッシュレス決済・セルフオーダーシステム・予約管理・双方向コミュニケーション・オンライン接客・シフト管理・売上/コスト管理・フードロス対策」など、外食業界のデジタル化の促進=DXは人手不足対策としてだけでなく、ニューノーマルに向けて外食業界が最も取り組むべき重要課題なのです。


パンデミックを乗り越えた先の外食業界

3回にわたって、外食業界のコロナ禍から現在、そして今後に向けた動きを見てきました。新型コロナウイルスのパンデミックという未曾有の出来事を乗り越え、形態を変化させ、多様化しつつ外食業界は進化しています。そしてその中心にいるのは、やはり「人」であり「人材」なのです。
特にDX化に向けた外食業界ではIT人材需要が高まっており、その注目度はアップする一方です。


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