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アフターコロナで変わる外食業界、ニューノーマルに向けた対応策とは?①

  • 流通・小売・外食・サービス産業の最新動向
テイクアウト

新型コロナウイルスのパンデミックは、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。「3密」を避け「ステイホーム」する日常は、「新しい常態=ニューノーマル」な生活スタイルを作り出し、それは今も続いています。

このような環境変化の波を、最も大きく受けたのが外食業界でしょう。アフターコロナが見え始めた今、外食業界はどう変わり、どう動いていくのか。今回から3回にわたり、ニューノーマルに向けた外食産業の対応策を考察していきます。


激変!外食業界にコロナ禍が与えた影響

コロナ禍が外食業界に与えた影響は、まさに“激変”と言っても良いインパクトでした。シリーズ第1回目の今回は、コロナ禍が外食業界に与えた影響を概観します。


外食需要の蒸発

新型コロナウイルスの蔓延は、パンデミックとなり日常を大きく変化させました。仕事はもちろん、コミュニケーションさえオンラインになり、在宅勤務やリモートワークが急増。街から人の流れが消え、需要の減少が「蒸発」という言葉で表現されるようになります。当然、外食業界への影響は大きく、これまで当たり前のようにあった外食の需要が「蒸発」してしまったのです。


ファーストフード、ファミリーレストラン、回転寿司、喫茶店、居酒屋など、業態にかかわらず新型コロナウイルスという“姿の見えない敵”の影響を受けました。楽しかったランチの時間、笑い声が絶えなかったお酒の席、休日子供たちと過ごす外での夕食は、「ステイホーム」の掛け声のもと「我が家」での自粛を余儀なくされてしまったのです。


自粛の要請

コロナ禍で自粛を余儀なくされたのは、何も行動だけではありません。行政からの要請もあり、自粛の波は営業時間やお酒の提供にもおよびます。居酒屋や夜のお店にとっては、まさに死活問題。さらに、「24時間営業」をうたっているレストランをはじめ、その他飲食店にとっても営業の自粛、お酒の提供自粛は、営業の収益構造を圧迫する大問題となったのです。


「我が家で楽しみたい」需要の増加

とは言え、“美味しいものを食べたい”という思いは「蒸発」することはありません。何とか「我が家」で食べれないものか…。そして外食業界も、美味しい自慢の料理をお客様の家で食べていただきたい…。そんな双方の思いがリンクした時、外食業界が静かに行動を起こします。
そうです、テイクアウトやデリバリーへの対応です。これまでテイクアウトやデリバリーが当たり前だった業態はもとより、新たに参入する業態が急増したのです。


コロナ禍の3年間で、もはや当たり前になってしまった感のあるテイクアウトやデリバリー。この「我が家で楽しみたい」需要は、今後もひとつの「新しい常態=ニューノーマル」として定着していくことが考えられます。ここにどう対応していくのか。外食業界にとっては、アフターコロナの鍵となりそうです。
次回は、外食産業がどのようにしてコロナ禍を乗り越えたのかをお伝えします。