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一般の転職とは違う?~ハイクラス転職の定義①~
- ミドルの転職
転職が特別なことではなくなった今、転職自体が細分化しています。そのような中で良く聞くのがハイクラス転職。ハイクラスという言葉から漠然としたイメージは持てても、明確に説明できる方は少ないようです。そこで今回から2回にわたりハイクラス転職を深掘り。その実態に迫ります。
ハイクラスとはそもそも何か
ハイクラスとはそもそも何か。実は、その定義は曖昧です。ただ一般的にいうハイクラスとは、高度な専門性や経営者目線のマネジメントスキルを持った人材のことです。具体的にいうと、ある分野の研究職やエンジニアといった高度な専門スキルを持った人材、CEOや事業責任者といったマネジメント層の人材のことをハイクラスと呼んでいます。
年齢でいうと、30代や40代のミドル世代が中心になります。そして、こうしたハイクラスを募集している企業の求人に応募し転職することをハイクラス転職と呼んでいるのです。
ハイクラス層の年収
それでは、ハイクラス層の年収はどれくらいなのでしょうか。業界や業種、ポジションによって異なりますが、年収は800万円からと高水準になっています。
ハイクラス層は、新しいプロジェクトや新規事業など企業の経営戦略に関わる場合が多く、案件次第では年収1,000万円以上、業種や職種によっては年収が2,000万円近くになるケースもあります。
企業がハイクラス層に求める人材
ここでは、企業がハイクラス層に求める人材要件を整理してみます。
1.マネジメント経験
ハイクラスには、経営者目線のマネジメントスキルが必須。周りを牽引し、チームとして成果を上げる推進力が求められます。これまでのマネジメント経験を「能力」として可視化、アピールすることが重要です。マネジメント経験を可視化する方法はコチラの記事をご覧ください。
2.高い専門スキル
ハイクラスには、高い専門スキルが必要です。マーケティングや会計の分野、営業力やIT人材など高度な専門性が求められます。
3.適応能力や柔軟性
どれだけ高い専門スキルを持っていても、自分の考え方を押しつけるだけでは組織は機能しません。新しい組織にフィットし貢献していくためには、高い適応能力と柔軟性が必要です。
4.調整力や折衝能力
多様性の時代。様々な意見や個性を尊重し受入れていくことが大切です。ただし、方向性を失うわけにはいきません。重要な局面で適切な調整を行い、各方面と折衝することで方向性を定め成果を上げる調整力や折衝能力が求められます。
5.論理的に考える能力
物事を論理的に考える能力は必要不可欠です。ロジカルシンキングやクリティカルシンキングといった思考法の理解は必須となります。ロジカルシンキングとクリティカルシンキングについてはコチラの記事をご覧ください。
6.グローバルな視点
グローバルな視点が重要であることに異を唱える人はいないでしょう。外資系企業はもちろん、全ての企業において欠かせない視点です。国際市場の知識や語学力が人材の評価を高めます。
今回はハイクラス転職について、その定義から年収、人材要件について解説しました。
次回は、ハイクラス転職のリスクや成功のポイントを解説します。