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カルチャーフィットとは?意味や注目される背景、面接時の対策を解説【後編】

  • ミドルの転職
ジグソーパズルにのる人

企業における、人材の適合性を表す「カルチャーフィット」を深掘りするシリーズの後編。今回は、転職者サイドから見た企業が考えるカルチャーフィットの見極め方や見極める際の注意点、質問に回答するポイントを解説します。


企業が考えるカルチャーフィットの見極め方

まずは、企業が考えるカルチャーフィットの見極め方を、転職者サイドの視点から見ていきましょう。


【企業が考えるカルチャーフィットの見極め方】

・企業サイトや採用情報を確認する

・従業員の話を参考にする

・口コミやSNSを活用する

・転職支援サービスを利用する


詳しく見ていきましょう。


企業サイトや採用情報を確認する

企業が考えるカルチャーフィットを知るには、企業サイトや採用情報を確認するのが近道です。企業サイトを確認することで、企業の「理念・ビジョン・パーパス」を知ることができます。


採用情報には、トップの言葉や従業員のインタビュー、求める人物像などが掲載されており、企業をより深く知ることができます。サイトの作り自体からも、企業の拘りや文化を感じることが可能です。


従業員の話を参考にする

従業員の話を参考にしましょう。従業員からは、貴重な「生の声」を聞けます。面接時の逆質問を利用し、担当者から話を引き出しましょう。


カジュアル面談のセッティングを依頼するのも、ひとつの方法です。他にも、事業所を訪問したり、イベントに参加したり、何らかの方法で従業員の話を聞ければ、カルチャーフィットに関する情報を集めることができます。


口コミやSNSを活用する

最近は、ネットの口コミやSNSから情報を得る時代です。企業自体が、SNSを運用していることもあります。これを活用しない手はありません。口コミやSNSを活用し、企業の文化や社風を見極めましょう。


口コミやSNSには、ホームページとは異なる情報があふれています。ただし、Web情報は玉石混交です。あくまでも、参考程度にとどめておくことを忘れてはなりません。


転職支援サービスを利用する

転職支援サービスを利用するのも、カルチャーフィットを見極める有効な方法です。
転職支援サービスは、企業のコアな情報を持っています。企業文化や社風はもちろん、カルチャーフィットに対する考え方もしっかり把握しています。カルチャーフィットに限らず、企業の様々な情報を収集する際に利用したいサービスといえます。 


カルチャーフィットを見極める際の注意点

では、転職者がカルチャーフィットを見極める際の注意点を解説します。


大切なことは、企業の「文化・風土・社風・価値観」に自分を無理に合わせないことです。カルチャーフィットを見極めるために、どれだけ十分な情報を集めても、完全に自分にマッチすることはありません。


それにも関わらず、無理に自分を合わせようとすれば、どこかで歪が発生します。企業の文化や社風に合わせることが、転職の目的になっては本末転倒。転職本来の目的を見失わないことが重要です。


カルチャーフィットを見極めることは、より良い転職を実現するためのひとつの要因でしかありません。企業が考えるカルチャーフィットを見極める際には、転職本来の目的を忘れず、企業カルチャーに自分を無理に合わせないようにすることが大切です。


カルチャーフィットに関する質問に回答する際のポイント

転職者は、カルチャーフィットに関する質問にどのように回答すれば良いのでしょうか。ここでは、そのポイントを解説します。


【カルチャーフィットに関する質問に回答する際のポイント】

・落ち着いて答える

・正直になる

・分からないことは質問する

・具体的に答える


詳しく見ていきます。


落ち着いて答える

質問に答える際は、落ち着いて答えましょう。回答内容は、採否を左右します。答える前には、一呼吸おいて回答内容を整理しましょう。


面接は緊張もあり、つい素早く答えてしまいがちになりますが、回答を急いだり、担当者に合わせたりする必要はありません。質問内容を把握し、落ち着いて答えるのが良い結果を生むポイントです。


正直になる

カルチャーフィットに関する質問だからといって、無理に自分を合わせ、嘘を言っては意味がありません。当たり前のことですが、自分に正直になることは必須です。


面接は、企業側が応募者のカルチャーフィットを判断する場です。それと同時に、応募者自身も企業が考えるカルチャーフィットを見極める場でもあります。面接時の質問には正直に答え、カルチャーフィットを見極める機会として活かしていきましょう。


分からないことは質問する

分からないことは、必ず質問しましょう。企業が持つ独自の文化や価値観に関する質問の中には、聞き慣れない内容があるかもしれません。分からないことは質問し、担当者に詳しい説明を求めます。


具体的に答える

質問に対しては、具体的に答えましょう。カルチャーフィットに関する質問への回答は、企業と応募者の適合性に関わります。経験や実績、価値観を語る際は、エピソードを交えできるだけ具体的に答えます。


具体的に答えることで、カルチャーフィットのレベルが明確になり、応募者と企業の双方にとってより良いマッチングの実現につながるでしょう。


企業が考えるカルチャーフィットを効率的に見極める方法

企業が考えるカルチャーフィットの見極め方を、本文でいくつか紹介しました。その中でも、効率性を重視するなら転職支援サービスを利用することをおすすめします。


カルチャーフィットに関する情報はもちろん、求人情報や企業情報を効率的に収集することができます。特に、働きながら転職を目指す方にとっては重要です。


転職支援サービスのミデアは、国家資格を持つキャリアコンサルタントが転職者を徹底サポート。企業の採用担当者と構築した厚い信頼関係をもとに、カルチャーフィットに対する企業の考え方から上司の性格に至るまで、表に出ないコアな情報を提供しています。


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