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採用担当者があなたに会いたくなる!職務経歴書の作り方~その1~
- 転職でキャリアアップ
転職の際、応募先企業と最初のコンタクトになる応募書類。
面接の前段階として書類選考を実施する企業も多く、特に職務経歴書は採否を分ける重要な書類です。
書類選考を通過するにはどのような職務経歴書を準備すれば良いのか。
採用担当者が会いたくなる職務経歴書の作り方を、3回に渡りじっくり解説していきます。
職務経歴書とは
そもそも職務経歴書とはどのような書類なのでしょうか。
職務経歴書
転職者の職務内容や実績を、知識やスキル、資格と共に企業の採用担当者に伝える書類。即戦力として自己PRし強みを証明するもの。
このように転職者と応募先企業をつなぐのが職務経歴書です。職務経歴書は書式により3つに分類されます。
・編年体式
時系列に沿って企業や部署、職務内容を記載する。仕事経験が浅く転職回数が少ない人向け。
・逆編年体式
編年体式の逆バージョン。直近の企業や部署から職務内容を記載していく。直近の実績やスキルをアピールしたい人や転職回数の多い人向け。
・キャリア式
職務内容や業務分野ごとに経歴を記載していく。実績やスキルといった強みを伝えやすい。
どの書式が自分の職務や経歴に合っているのか、特徴を理解した上で選ぶ必要があります。
ちなみに履歴書は、応募者のプロフィールや情報を伝える書類です。職務内容や実績を伝える職務経歴書とは目的が違う書類です。
職務経歴書の書き方
次に、職務経歴書の書き方のポイントを列記します。
①職務要約→具体的な職務内容→自己PRの流れで記載する
②箇条書きで簡潔な文章を心がける
③5W1H(いつWhen、どこでWhere、誰がWho、何をWhat、なぜWhy、どのようにHow)を意識する
④具体的な数字や情報を盛り込む
⑤A4サイズ2枚を基本にパソコンで作成する
職務要約とは、職務経歴書の冒頭に記載する職務内容を要約した短い文章のことです。
200~300文字程度で記載します。以降、①~⑤のポイントにそって、分かりやすい言葉で読み手の立場になって書いていきます。
どんなに素晴らしい実績やスキルでも、伝わらなければ意味がないことを忘れないでください。
職務経歴書はこう書く!
では実際、どのように書くのか。悪い例→良い例で解説します。
悪い例
営業として新規開拓を中心に行ってきました。メディアやネットを使った反響営業で、1ヶ月で約50社にアプローチしていました。新規成約率は約33%で、2020年には営業部門賞の表彰を受けました。
良い例
【職務内容】新規開拓営業:メディアやネットを使った反響営業(約50社にアプローチ/1ヶ月)
【実績】新規成約率:約33%(2020年営業部門賞獲得)
文章でダラダラ書くより、箇条書きの方がスッキリ読みやすくなります。【見出し】も効果的に使ってください。
悪い例
・効率化によるコスト削減を実現
良い例
・〇〇業務のオペレーションシステムを効率化して前年比15%の人件費削減を実現
簡潔な文章でも、数字を添えると具体的で説得力のある文章になります。
悪い例
・新規プロジェクトの活躍で社長賞を受賞
良い例
・新規プロジェクトでリーダーを務め、半年という短期間で新規事業の立ち上げに成功
実績が評価され、2021年に社員1100人の中から1人だけ社長賞を受賞
具体的な情報を簡潔に盛り込むことで、文章に深みが増します。
「その1」では職務経歴書の種類や書き方について解説しました。「その2」では、職務経歴書のまとめ方につい
て解説します。