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事例で検証「転職で成功する人、しない人」 【前編】
- 転職でキャリアアップ
人は、今以上の何かを求め様々な理由で転職を考えます。ある人は収入を考えて、そしてある人は今後のキャリアを考えてのことかもしれません。
仕事を取り巻く環境を変えたいという思いや、ワークライフバランスを整えることも転職の理由でしょう。
理由は色々ありますが、誰もが転職に希望を持っているのは間違いありません。しかし、現実には成功する転職があれば失敗する転職もあります。なぜなのか…。成功する人と失敗する人は何が違うのか。
今回は、転職の成功と失敗について事例を交えながら考えていきたいと思います。
~成功・失敗の分かれ道~
まずは転職のメリットとデメリットを整理しよう
転職における成功と失敗をどのように考えれば良いのでしょうか。そこを明確にするために、転職の成功と失敗の定義づけをしてみます。
転職、成功の定義
転職することで、年収やキャリアアップといった外的な部分、また、やり甲斐や人間関係といった内的な部分の充実感がアップしQOL(クオリティー・オブ・ライフ:生活の質)が向上すること。
転職、失敗の定義
実際に転職してみたものの自分が希望していた状況にはならず、転職したこと自体を後悔すること。
注意すべき点は、転職が成功するか否かは「可能性」でしかないということです。しかし転職に対する取組みや準備次第で、成功に導く可能性が高くなることは間違いありません。
転職を考えるのは何らかの理由があるからであり、転職者の心の根底には現状に対する不満があります。そして、その不満を解消し自身の目標を実現する手段のひとつとして転職があるのです。
自分の希望に合った転職を実現するためには、自分にとって何が大切なのか、メリット・デメリットを把握した上で明確にする必要があります。まさにそこがスタートであり、転職の成功と失敗の分かれ道でもあるのです。
転職で失敗しがちな人
転職で失敗しがちな人とはどのような人なのか。具体的な事例をあげて見ていきます。
- できる!と見栄を張ってしまう人
新興企業で5年間働いて自信もついた頃、大企業で働きたい思いが募りました。大企業への憧れからか「入社したい!」という思いが先行し、経験不足の分野でも「できます!」と面接で見栄を張った結果内定に。しかし、実際入社してみると経験不足が露呈し辛い毎日が続いています。
H氏(27歳)
- 社風が分からず入社してしまう人
キャリアアップを目指し転職しました。給与面も満足し、新しい会社で働くことが楽しみでした。ところが、入社してみると社風が今までと全く違い戸惑いの連続。もっとオープンな環境かと思っていたら、細かいことまで干渉され、社員同士のつながりもギスギスしていて馴染むことができません。
S氏(30歳)
- 交渉下手な人
思ったより転職に苦戦して、ようやく内定をもらいました。給与的にはもっと上が希望だったのですが、自分の交渉下手もあり要求できずじまい。提示された条件を受け入れてしまい…後悔しています。
K氏(34歳)
- 転職先の業務を具体的に知ることができなかった人
初職の仕事が理想と違ったため、理想の仕事を目指し転職しました。念願はかなったのですが、いざ仕事をしてみると理想とは大違いの仕事内容。毎日毎日、苦労の日々です。
R氏(29歳)
事例で検証する転職の成功と失敗。前編では、「転職で失敗しがちな人」を見てきました。事例からは、「転職したい」という強い思いがマイナスの方向に働いていることが分かります。
では、「転職で成功する人」とはどういう人なのか。次回後編で見ていきたいと思います。