Blog 転職ブログ

チームビルディングとは?サービス業のエグゼクティブに求められる役割

  • 流通・小売・外食・サービス産業の最新動向
オフィスで働くチーム

チームの各メンバーが持つ能力やスキルを、最大限発揮してもらえる環境を整備する取り組みが「チームビルディング」です。


価値観が多様化する昨今、一人のリーダーがチームをまとめていくという手法では、目標を達成することが難しくなっています。


そこで注目されているのが「チームビルディング」です。


今回は、チームビルディングを解説すると共に、サービス業のエグゼクティブに求められる役割を考察します。

チームビルディングとは?

それでは、チームビルディングの意味を解説します。

チームビルディング

チームにおける各メンバーの能力やスキルを最大に引き出し、「成果を出せる」チームに成長させる取り組みのこと。


新しいアイデアやイノベーションを生み出すためには、多様性に富んだメンバーが集まるチーム編成が重要です。


時には価値観がぶつかり合うこともあるでしょう。しかし、そのような中からこそ今までにない革新的なモノやサービスが生まれてくるのです。


大切なことはチームがひとつにまとまること。成果に向け、お互いの能力やスキル、価値観を融合させていく取り組みが必要です。


それがチームビルディングであり、多様化する組織の中で重要性が増しているのです。

チームビルディングの目的

チームビルディングの目的を考えてみましょう。


・コミュニケーションの活性化
・チームパフォーマンスの向上
・メンバー同士の関係性強化
・チームの一体感醸成
・チームへのビジョンの浸透
・マインドセット
・リーダーシップの育成


チームビルディングによって、各メンバーがお互いの価値観を理解し、同じ方向性を持って活動することができるようになります。


活性化したコミュニケーションは、多くのメリットをもたらすのです。

サービス業におけるチームビルディングの重要性

サービス業にとって、なぜチームビルディングが重要なのでしょうか。


それはモノやサービスがコモディティ化(一般化)し差別化が難しくなった今、新たな価値の創出やイノベーションが求められているからです。


サービス業は、「慢性的な人手不足」「労働時間の長さ」「仕事量の多さ」という問題を抱えています。


このような問題を解決し新たな価値を創出、イノベーションを起こすためには、従来通りの考え方や価値観では対処できなくなっています。


多様な価値観や個性を持ったメンバーが議論し融合し合う中からこそ、新たな価値やイノベーションが生まれてくるのです。


DX化、モノやサービスの高付加価値化、オムニチェンネルの推進、顧客体験(CX)の向上といった取り組みは、「顧客目線に徹する」ことから始まります。


顧客目線に徹するには、多様な価値観が欠かせません。


このように、メンバーの多様な価値観や個性をまとめ上げ、新たな価値を創出、イノベーションを起こすためにチームビルディングが注目されているのです。

チームビルディングの手法

では、どのようにチームビルディングを進めれば良いのでしょうか。ここではその手法を解説します。

ゲーム

色んなゲームに取り組むことで、メンバーの緊張感を解き相互理解を図ることに役立ちます。特に、チームができた初期段階で効果を発揮します。


ゲームの例:レゴ、ペーパータワー、ヒーローインタビューゲーム、NASAゲームなど

アクティビティ

アクティビティとは、スポーツやダンスといった体を動かすことです。


チームワークやコミュニケーションが活性化し、チームに一体感をもたらします。


アクティビティの例:運動会、登山、ドミノ倒しなど

イベント

仕事を離れたイベントを開催することで、メンバーの素顔や意外な一面を知ることができます。


メンバーの相互理解を図り関係性を強化する際に効果的です。


イベントの例:ボーリング大会、BBQ、キャンプ、ハイキングなど

ワークショップ

体験型の研修がワークショップです。メンバーの価値観や個性を重視しながら、研修を通して目標達成を目指します。


ワークショップの例:ブレインストーミング、ワールドカフェ、マインドフルネス、ジョハリの窓など

エグゼクティブに求められる役割

チームは、「形成期→混乱期→統一期→機能期→散開期」という発達段階を経て、成長するとされています(タックマンモデル)。


チームビルディングは、発達段階に応じて取り組めると共に、メンバーの職位や年齢に関係なく導入することができます。


ただし、チームビルディングを組織に導入し、チームやメンバーが安心してチームビルディングに取り組める環境を整えるのは、エグゼクティブクラスの役割でしょう。


エグゼクティブクラスの人材は組織が抱える課題を把握し、どのようなチームが必要なのか、またどのようにしてチームを作っていくのか、組織が進むべき「ビジョン」を明確にする必要があります。


そのビジョンをチームに浸透させ、同じ方向性を持って進んでいくのがチームビルディングに他なりません。


いま組織には、課題を発見し課題解決につなげた経験や実績を持つ、エグゼクティブクラスの人材が求められています。


特に、新たな価値やイノベーションが必要とされるサービス業において、エグゼクティブの役割が求められているのです。


転職支援サービスのミデアはサービス業界に太いパイプを持ち、表に出ることのないコアな業界情報や豊富な非公開求人でエグゼクティブクラスの転職をサポート。


データベースに頼らないマッチングで、サービス業への転職を成功に導きます。


サービス業界で実績や経験を活かしたい、そうお考えのエグゼクティブクラスの方はぜひミデアにご相談ください。