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業界動向を徹底研究①「サービス業界への転職」ホテル業界の将来性と今後の展望
- 流通・小売・外食・サービス産業の最新動向
新型コロナウィルスが社会にもたらした影響は大きく、経営破綻に陥った企業、やむなく従業員の解雇や雇用止めに踏み切った企業も少なくありません。
なかでも、対面型サービス業である飲食やホテル、そして旅行などのサービス業が受けたダメージは甚大です。
この不安定な社会情勢の中、不安に駆られて転職やキャリアップに対して消極的になっている人も多いと思います。
しかしコロナの影響により全ての産業が落ち込んでいるわけではなく、医療や小売業など求人が昨年に比べて上昇している業種もあります。大切なのは漠然とした不安を持つのではなく、業界や企業の状況を把握し自分の進むべき道をみつけることではないでしょうか。
今回の記事では、サービス業界の中でもホテル業界の動向と、ひとつのチェーン系ビジネスホテルを例にとりコロナ禍の中で行ってきた対策をご紹介。サービス業界への転職やキャリアアップについて考察します。
ホテル業界の動向
ホテル業界は、インバウンドと東京オリンピックが需要を下支えし、2019年までは需要増加の傾向にありました。ところが2020年に入り、新型コロナの蔓延と東京オリンピックの延期という、宿泊業界にとって決定的な事態が発生し、営業休止の処置をとる施設が相次いでいます。
観光庁の調査によると、2020年のホテル業界の稼働率は、前年に比べて約半分もの水準に落ち込んでいます。
ホテル業界の歴史を振り返ると、コロナ期以前にも経済的危機の状況のなか、新たな対策やアイデアを取り入れることで各ホテルは困難を乗り越えてきました。新型コロナウィル感染拡大という今起こっている現状に、ホテルがどのように対応しているのか、ひとつのビジネスホテルチェーンを例にみてみます。
革新的なアイデアで発展してきたビジネスホテル
このビジネスホテルは、日本ではじめて、大浴場（サウナ）やリラックスできる部屋、豊富なメニューのバイキング式朝食などのサービスを取り入れ、ビジネスホテルに快適さを持ち込んだ画期的な試みで日本全国にチェーン展開をしています。
しかしコロナ期に入り、2020年のゴールデンウィークに、県をまたいだ自粛が呼びかけられホテルは予約の受付を一時的に中止。売り上げは前年に比べ20％以下まで落ち込みました。
再営業をはじめたホテルが取り組んだのは、名物である朝食ビュッフェを感染対策として小鉢スタイルに変更し、ひとつずつラップにかける仕様にしました。免疫力アップのための新メニューを開発し、湯上りにアイスキャンディーや乳酸飲料、アルコールを無料で提供するなど、館内で楽しめるサービスを充実させることで、近隣住民や長期滞在の利用者が増えたといいます。
「泊まれるオフィス」という新しいコンセプトをスタート
さらに「泊まれるオフィス」という最短4連泊から1年間までの契約で利用できる新しいビジネススタイルを提唱する新商品も提供。2021年7月末現在で、60社から300室以上の利用があり、好評を得ています。こういった試みが功を奏し、2021年3月の稼働率は76％と回復の兆しをみせています。また新棟の運営にも意欲的で、2021年には5棟が新たにオープンしています。
このホテルは「お客様を第一に考えるサービス」をモットーとしており、チェーンでありながら各棟が独自のサービスを展開することができる、独自性の強さがが特徴です。スタッフのアイデアが採用されたサービスも多く、上層部だけではなく、ホテルが一丸となって常に新しいサービスを考え、提供することで発展してきました。
業界を熟知したキャリアコンサルタント
一概にホテル業界といっても、ホテルによって経営状況や理念、社風などは大きく異なります。コロナ期であるかどうかに関わらず転職においては、目指す業界の動向を知ることだけでなく、具体的で的を絞った戦略が必要となってきます。
ミデアの人材サポートは、ホテル・流通・小売・外食・サービスなどBtoC業界の転職を支援しています。業界に精通したキャリアコンサルタントが、応募書類の添削から内定獲得後の条件交渉まで求職者の転職を一貫してサポート。業界の市場と現状をとらえながら、あなただけのキャリアプランを一緒に考え、実現するお手伝いをします。
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BtoC業界は、コロナによりマーケットが急激に変化している一方で、優秀な人材へのニーズも高まっています。
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